【GDTの法則】QUESTフォーミュラと合わせ技で攻撃力アップ。欲望をくすぐるための、人間理解。

こんにちは！さちんきーです。
当ブログへのご来訪ありがとうございます。

この記事では、セールスライティングにさらに磨きをかける【GDTの法則】というものについて学びます。

セールスライティングを書くための基本の法則、QUESTフォーミュラに加えて、この「GDTの法則」というのを取り入れると、さらに魅力的な文章が書けるようになります。
GDTの法則について学んでいきましょう。

人の欲求を理解する【GDT】

「GDTの法則」を理解することで、より強く人の購買意欲を掻き立てることができます。このGDTの法則をわかっている方とわかっていない方では、文章の魅力度がかなり変わってしまいます。

G・D・Tの３つの項目はさらに３つに分かれていますので、ちょっと覚える単語が多いですが、しっかり理解し何度も繰り返し脳に浸透させ、自分でも人に話して説明できるようになるくらい、知識を自分のものにしましょう。

人の欲求の３つの種類

人の「購買意欲をくすぐる」ということは、人の「欲求」そのものを刺激するということと一緒。

人が何に欲求を感じるのか
欲望を感じるのか、
理解しているかしてないかで
相手の欲望のくすぐり方が上手い人と下手な人が出てきます。

人の欲求というものは大きく３つあります。

この３つを合わせてGDTの法則と言います。

この３つはそれぞれさらに３つの種類に分けられます。

実際の使用例も挙げながら、一つずつ説明していきます。

【G】Gole（ゴール）目標

Gは「ゴール」、「目標」のことを指します。
「人は時間をかけず、努力せず、お金を使わずに何かを得たい」という生き物です。

Time(save Time)…時間をかけたくない

Effort(save Effort)…努力をしたくない

Money(save Money)…お金を使いたくない

負担はしたくないけど何かは欲しい、人はとても欲張りな生き物ですよね。
これを利用している典型的な例を上げると【飲むだけで痩せるサプリ】なんかがそうです💡

と言われると、

と思いながらも

Effort『努力したくない』っていうところをくすぐられちゃっているわけですね。

500円か…Money『なるべくお金を使いたくない』というところをくすぐりに行っているんです。

人が持つ欲望を、ピンポイントでくすぐりに行ってるから、嘘だ！と思いつつも500円だし…と買っちゃうんですね。

想像してみて！こんなのないですか？

世の中にまつわるお金の詐欺の商品も大体そう

毎日スマホを1分ポチッとするだけで月収30万

欲をくすぐりに行っているわけです

詐欺師たちはGDTの法則を死ぬほど理解している

ここをくすぐってしまうと一定数の人たちは買いたくなってしまうので、悪用もされている法則！
みなさんは悪用せずに、正しくビジネスに使っていきましょう💡

上手い使い方👉文章のタイトルに入れると効果倍増
タイトルに入れることによってタイトルの興味づけが強くなる
→ＱＵＥＳＴフォーミュラの一番大事な最初のQ興味づけの部分

「一発で欲をくすぐれるかどうか」
・1日5分スマホポチッとするだけで月収30万円稼ぐ方法
・飲むだけでマイナス5キロ秘密にしたい痩せすぎ注意のサプリ

こういったものがタイトルにあるだけで興味づけされてしまう

なるべく詐欺っぽくならないいいかたちで【Gole】というのを利用して、人を惹きつけられるようになろう！

【D】Desire デザイア　欲望

GREED
LUST
COMFORT

シンプルにいうと「モテたい」「人から認められたい」「快適でありたい」という欲求ですね。

ちなみに、人の欲求の中で
desireは、Goleよりも強い欲求と言われています。

認められたい、人に称賛されたい、モテたい、性欲を満たしたい、これらは「Gole・目標」より強い欲求です。

飲むだけで痩せるサプリ500円も、人は買うときに悩む

「500円かぁ〜💦絶対怪しいけどどうしようかな買おうかな」悩む

悩んだ挙句ポチッと

モテたいチヤホヤされたい、認められたい、この欲があるとき、男の人はキャバクラとか飲み屋街に行きます。
、を満たすために

desireの欲求は、Goleの欲求よりも強いから、ゴールの痩せるサプリでは500円で悩むのに、
キャバクラなど、desireは、欲求が強いので、かかる金額が高くても使ってしまう！

【ポイント】今の時代特に理解して欲しいのは

「承認欲求」

承認欲求もdesire。
今の時代は「承認欲求はかなりキーポイントです。

戦後80年になりますが、私たちの祖父母の時代は戦争を経験した世代。
戦争を経験した人たちというのは、美味しいご飯が十分に食べられて、安全な家で寝起きできて、家族が毎日顔を合わせて暮らせる、それだけでも「幸せ」だよね、というのが土台にあります。

人間としての生存欲求、基本的なものが満たされていればまず幸せを感じられる。

そこから生まれてきた子供たちというのは、世の中が高度経済成長期に乗っていた事もあり、
美味しいご飯も食べられるし住むところもちゃんとある
基本的なことが満たされているので、
何に欲を感じたかというと「出世欲」や「名誉欲」
「会社」や「学校」などの限られたコミュニティの中で認められたい、ということが強かったわけです。

だから私たちの親の世代というのは、
「いい会社に勤めて、いい会社で出世することこそがステイタス」。
社会的地位こそステイタス。
認められることこそステイタス。

認められること＝素晴らしい。

これもdesireなんです。

そしてその親の世代から生まれてきた今の若者世代、ついでにアラフォー

今度は、「インターネット」が発達してきたんですね。

私たちが学生、子供の頃にインターネットは既に爆発的に普及…！

ネットが発達するとどうなるかというと…
親の世代の時はネットがなかった。だから身近な周りの人から認められることが欲求でした。

学校や会社、職場、親戚
から認められることが大事でした。

ですが、ネットが広がってしまったため、
「認められたい場所」は近所を超えてより広い世界に広がった。

ネットを通して、全く知らない人から称賛されたい、「認められたい場所」が広がりました。

SNSでいいねが欲しい

インスタストーリーで発信したい

今自分がこういうことをしてる今自分がどこにいる
っていうことを、みんなに知ってもらいたい。

これは承認欲求です。

ストーリーを投稿するときに、痩せるサプリ500円を買うときのように迷わないのです。

承認欲求はめちゃくちゃ強い欲求なので、突き動かされて何の躊躇もなくストーリーを発信してしまう。

つまり、
目標Goleという欲求もとても強いものですが、desireという欲求はもっとさらに強いんです。

みなさんが意識していないところで、みんな承認欲求というものに突き動かされて今行動しているので、
そこを理解することが大切。

インスタ映えするところに行きたい、というのも、オシャレなところに行きたいというだけではなく、
そこに行った自分を投稿して、いいねをいっぱいもらいたい。

承認欲求を満たすための行動であって、でもそれを「承認欲求を満たしたいです」って流石に言えないので
「インスタ映えするところに行きたい」
とみんな言うんですよね。

例えば、渋谷のハロウィン
ディズニーの仮装、双子コーデ
TikTokにダンスを投稿するのも、desireから来る欲求が大きいかもしれませんね。

キャバクラに男性が行くのに対して、女性のホストクラブ通いが想像できます。
ホストクラブは女性が男性にチヤホヤされて癒されるために行く場の様に思えますが、金銭を支払うことで自分の存在を誇示できて、「可愛いのに稼げてすごい私」を周囲に認めさせることで、「承認欲求」が満たされる事に病みつきになっていく、という側面もあるのだそうです…。数値化される「承認」から得られる快感に、歯止めが効かなくなるんですね。

この様に、社会で起きている現象と、desire、根源的な欲求というのをちゃんと比較して結びつけて考えることが大切です。

マーケティングを学ぶということは、「仕掛けられる側」ではなく、「仕掛ける側」に、行くということですから、
人の行動を促せる様になるためには、人が何に欲求を感じるのかということを理解できる様になる必要があります。

世の中の流行り、みんながしていることを調べて、
根源的欲求の何に突き動かされて人々が動いているのかをdesireの観点から読み解いてみましょう！

【T】teaserティーザー　本性

teaserという欲求は
人間としての動物としての逃れられない性（さが）です。

動物として生まれちゃったからには絶対に逃れられないteaserという欲求とは何か、というと…

teaserには3つあり

scare city
キュリオスティ
controversy

スケアシティ…希少性のあるものが気になるということ

例えば「世界で5代しか生産されてない腕時計だよ」って言われたらそれだけでなんか凄そうだし、めっちゃ気になってみてみたいと思うわけです。

希少性があるものが気になるわけです。
特にこれを利用しているのが「限定商品」です。

・限定何本で販売終了します
・期間限定で発売します
・限定1000本しか生産しません
・あと何日で販売終了です！

もう手に入らないかもしれない！
「今なら買える」！

【限定】ってことをくすぐることによって、人は購買意欲を掻き立てられます。

次に
キュリオスティが何かっていうと
「好奇心を掻き立てられるものが気になる」とありますが

一言で言うと「ギャップ」です！

「ギャップ萌え」とか言いますね。
人はやっぱりギャップに弱いんです。

戦略的にうまく行ってる事例で言うと

・元暴走族のトップだった人が猛勉強して東大に入って今は熱血教師
・ビリギャル

こういう人は本を出すと100%売れます。

何でかと言うと、

暴走族から東大に入って今は熱血教師っていうことギャップにみんなやられるからです。

好奇心を掻き立てられちゃって、本屋さんに平置きになっていたらとりあえず手に取ってパラパラ開く、まで行くことはできてしまうわけですね。

こういうのはたまたま売れるわけではなくて、
仕掛ける側は「コレは売れる」ってわかっているわけです。

他にも
・めちゃくちゃコワモテで、もと暴走族のトップだけど動物には凄く優しい獣医さん
・転生モノもギャップかな？
・

つまり、「戦略的」なわけです。

みんなこの「戦略」に乗せられて買わされているわけです。

理解してもやはり応援したくなったり、好奇心が掻き立てられます。

つまり、あえて「ギャップ」になる部分を、強調して市場に出せば、好奇心を掻き立てられて興味を持ってもらえる可能性があるわけですね。

自分が興味を持つものについても、こうして理解すると面白いですね。

そして3番目。
コントロバーシーcontroversy
これは何かというと「反社会性」です。
「ダメって言われると余計やりたくなっちゃう」のことです。

人は、「ダメ！」って言われたことに弱いんです。

例えば「不倫」

不倫って社会的にはダメなことなんです。だけど、実際問題、不倫している人ってめちゃくちゃいっぱいいると思うんです。

結婚後に、1回以上パートナー以外の異性と関係を持った事があると回答した男性の割合の平均値は59.3%と当社が予想した数値より高い結果となった。特に、40代及び60代の割合が高く70%を超える数値となる事が明らかとなった。
一方、既婚女性の浮気をした事があると回答した割合は、平均36.2%と男性よりも少ない値となった。とはいえ、本アンケートに協力いただいた3人1人は、婚約者以外の男性と1回は体の関係になった事がある事が明らかとなっている。
引用元:マイナビニュース　既婚男性の半数、女性の3人に1人が不倫経験ありと判明! 結婚した男女2000名に調査
2024年12月20日 記事

世の中の何と40〜50%の人が不倫を経験しているんですね。

人はダメ！って言われたことに弱いわけです。

あとは子供って素直なので、素直に大人の言うことを聞く面もある反面、
ダメ！って言われたことをやりたくなっちゃう、

中学・高校生で、クスリに手を出しちゃったり、隠れてタバコを吸ってみたり、未成年なのに酒を飲んでみてしまったり

タバコは吸っちゃダメだよ！と言われてるのに手を出すのは、「反社会性」をくすぐられるからなのです。

この様に、「反社会性」と言うのもとても強いんです。

タバコなんて、体に悪い、メリットなんて1ミリもない、ってわかっているのに吸ってしまう。

でも小学生くらいの頃から、タバコは、全然、すごく、いいものだよ！✨🥹って教えられていたら、そしてみんなが吸っていたら、不良の人とかもそこまで多分吸わないですよね。

勉強もすべきもの、教科書や参考書は読むもの！ってなっているから
あえて「読まねぇぜ。」をやりたくなるわけですね。

つまり、未成年のタバコも不倫も、「反社会性」をくすぐられているから吸うし、陥ってしまうわけです。「秘密の関係㊙️🤫」が「スパイス🍛」
となるわけですね。

以上の様なGDTを、

というのがコツとなります。

例えば

というところも、くすぐりやすいと思いますし

と上手に言うのもくすぐることができる

ということですね。

こう言うことを理解した上で、世の中の現象を順番に見ていくと、かなり紐解かれると思います。

うまく「仕掛けられる側」から徐々に「仕掛ける側」思考に、マーケ思考を鍛えていきたいですね。

まとめ

人間心理、「人の欲求」を理解すると、何のためなら人が動くのかがわかってきますね。

すると逆に、それが叶えられない場合は人はどうなるんでしょうね？
さらに、叶えられない状況に長時間押さえつけられると、人はどうなるんでしょうか。

もしかしたら学校や会社、世の中でいじめが起こってしまう原理や、自分の傷つき、相手の行動の理由も紐解くことができてきます。
「人を動かす」ための知識として学ぶことはもちろん、
自分の心を守るため、自分の傷つきを理解するための知識としても抜群に役に立つ「人が何に欲求を起こすのか」の理解。

ここの仕組みがわかれば、社会全体がどこに向かおうとしているのか、どうやって防げば良いのかも、何となく理解できてくる様な気がしませんか？

マーケティングはその知識を「売るため」に使う事ですが、この「人間理解」は、「売ること」ビジネスへの応用だけではなく、言葉通り「あなたの人生」や「生き方」を変える知識に、そして「あなた自身の心を守るため」の知識にもなりうるものですので、
楽しんで取り組んで「楽しい！」と思いながら学習を進めていけると、効率も良く吸収も良いのではないかと思います。

GDTの法則、よく理解して、早速セールスライティングの文章に生かすよう実践してみましょう！